ちょうど今から1年前の2012年5/15に、
中山康雄『時間論の構築』を読みました。
たしか、ブログにも「さっぱりだった~」みたいな感想を書いたような・・・・。
1年前はなに書いてあるのかさっぱりでしたが、
今回の再読で、いろいろ得るものは大きかったです。
レポート課題を仕上げるために、アウグスティヌスの時間論のページを重点的に読みました。
アウグスティヌスは西洋キリスト教思想に大きな影響を与えた教父ですが、
「時間の現在主義」を明確にした哲学者で、
時間が謎であると指摘した哲学者 でもありました
彼は『告白』という著書の中で、
神の存在証明をしていくのですが、
『神は天地創造以前に何をしていたか』という問いにたいし、
独自の時間論を展開していきます。
彼は、時間は神が作られた。そのため神は時間の外にいると 考え、
よって、神のとっての時間と、人間にとっての時間の区別をすることが
アウグスティヌスによっては重要でした。
時間論が展開されている
告白11巻 のなかには、時間に関する2つのアポリアがあります。
一つは理解に対するアポリア。もう一つは存在に関するアポリア。
***
この先は、レポートの内容になってしまうので、差し控えます。
詳細は、本を読んでみてください(笑)
三田キャンパスのメディアセンターB1にありました。
市区町村の図書館にはおいてないかも・・・。
こちらの本では、
アウグスティヌスの時間論が、
それまでの時代にくらべ、どのへんがあたらしいのか、
彼の時間論の限界とは、、
後に、どのような時間論が展開されていくのか、
などなど、 詳しく載っていて、おもしろかったです。
2011年に入学したとき、
まず、西洋哲学史1からレポートやろうと『告白』を読み、
なんどもなんどもなんども読みました。毎日読みました。
でも、、
小説読むような読み方したので、ぜんぜんレポート書けずに
次の2012年も
さらに2013年現在も、まだかけていません。
科学哲学で、アウグスティヌスを仕上げたら、
たぶん、西洋哲学史Ⅰもかけそうな気がします。
レポート課題が変わっていないことを祈るのみですWW
小説のような感覚で繰り返し読んだ『告白』ですが、
『時間論』というくくりで読み返すと、なかなか感動しますね。
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