名画で聖書をたどる!『アートバイブル』感想

実家から持って帰ってきた本の1冊に
アートバイブル』という本があります。

こちらも面白い一冊なんです。
聖書のワンシーンを描いた名画と
シーンの一節が書かれた、聖書名シーン集+宗教絵画集のような本で、

旧約から新約聖書まで、さまざまなシーンの絵画を見ることができます。
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この本では中世、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココ
美術史の流れは無視して、まぜこぜになっています。

なんでこのシーン、この画家の絵を選んだのだろう?
ほんの編集側のことを考えながら、じっくり読み返し。

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イタリアルネサンスが好きなので、
もちろん宗教画も好きです。

このシーンはこの画家のあの作品が一番好き!!というのがいくつかありますが、
この本とはだいぶずれていました。

たとえば、、、

ユダが裏切りイエスを引き渡すシーン。
私はマザッチョがブランカッチ礼拝堂に描いた絵が、一番好きですが、
ここも違っていました。

最後の審判は、ジョットがパドヴァのスクロヴェリーニ礼拝堂に描いたものが一番印象に残っていますが、
ここも違いますね。

東方三博士の礼拝は、ボッティチェリの作品がメディチ色して大好きですが、
ココでは載ってないですね。
イエスの磔刑は、エルグレコの絵を真っ先に連想しますが、
ここも。。。違う。

この本の編集者は、美術品をたくさん見ている方のようで、
見たことない絵が結構あって、
好みが結構ちがっていて、

違う見方で楽しむことができました。

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