思い出の画集『botticelli【ボッティチェリ】』を持って帰ってきた


先週は、4年ぶり?くらいに実家へ帰りました。
そして、手に持てる範囲の本をお持ち帰り。
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慶應通信を卒業するために必要そうな本の一部。
あとは、高かった本などWW

高校生のころ、バイト代10日分くらい吹っ飛ぶ高い本を購入しました。
それがこちら。
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ボッティチェリの画集です。
高校は自腹で行っていたので、かなり痛い支出でしたが、がんばった。。。


定価はアメリカドルで95ドル。。。今なら1万円くらいでAMAZONで買えちゃう代物ですが、
当時はAMAZONどころか、WEBで買い物なんか考えられなかった時代。

はるばる東京まで出てきて、
神保町の専門店で購入しました。べらぼうに高かった。アメリカドル価格よりだいぶふっかけてあった。。

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こちらの本、ボッティチェリ研究するなら
絶対はずせない本なのです。
絵だけでなく、
絵の解説も載っています。かなり詳しい。
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これより詳しいボッティチェリ解説本はいままでみたことありません。

ボッティチェリの「春(プリマベッラ)」とか「ヴィーナスの誕生」くらいなら
普通の本にもありますが
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晩年の。。ボッティチェリの画風が大幅に変わっていったころの絵の解説もあり、
美術史的にも価値ある一冊なのです。

高校時代のころはボッティチェリが好きだった という理由で購入しましたが、
大学にはいり、卒論のテーマの一部にボッティチェリを使うことになり
本格的に、この本を訳しました。
苦労した。
本当に苦労した。
なんというか、、、うん。。。くるしかったWW

苦労して訳したのに・・・・・
残念なことを知らされました。


なんと、日本語訳が出ているというのです。

買いなおそうと思いましたよ。
でも、、、高校生のころの思い出もつまっているので、買わなかった。

・・・日本語版は三万円くらいですか・・・

アレから10年くらいたちましたが、
高校生のころ買ったこの本が、また役に立ってくれそうな気がします。
当時、すごい高い買い物だったけど、
われながら いい買い物だったと思います。

私は大学を卒業してから、
「世界中にちらばったボッティチェリの絵画をみる」と
いろんな国の美術館へ行き、彼の作品に会いに行きました。
フィリッポリッピの影響濃い、若いころから、
最盛期
最晩年の作品をいろいろ見に行きました。

この画集を見ていると、
その絵が飾られている美術館を思い出します。

当時はルネサンスオタクを8年くらいわずらっていたので、
メディチ家関係は100冊以上
ボッティチェリ関係も40冊くらい実家にあります。

そして、自分で買えない高額なルネサンス関係の書物は
毎月、図書リクエストで近所の図書館に申請していたので、

我が家と近所の図書館のルネサンス関係の書物は
明大図書館の同ジャンルの蔵書量より上回っています。。

ルネサンスを卒論にちょいと絡めたいとおもっているので、
来年か再来年の年末年始あたりに、実家にこもりたいとおもいます。

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