『基本の30冊 倫理学』感想


タイトル:
倫理学 (ブックガイドシリーズ基本の30冊)

内容:倫理学を勉強する人に読んでもらいたい基本の30冊が
この本でわかりやすく解説されています。
生きる 働く 愛する 生きていくうえで誰もが考えることを
昔の人たちはどのように考えたのか
違った目線で考えさせられる一冊です。


倫理学 (ブックガイドシリーズ基本の30冊)
 を読みました。

 
倫理学って、どんな本があるだろう?と気になって手に取りました。
セネカの 自殺について という章に興味持ちました。
セネカは自殺について、肯定の意見を持っています。
なぜ肯定するのか
人間の尊厳を死をもってでしか保てない場合
この先苦しみしかもたらさない不治の病を患ったとき
など、
考えさせられるセネカの考え。
そういえば、セネカ自身も自殺したんですよね。。。
 
マルクスの章も興味深かったです。
かれは『経済学、哲学草稿』のなかで
『国民経済学は、労働しない人間をどう処理するか
国民経済学にとっては実在せず、ただ他の目に対してだけ、すなわち
医者、裁判官、墓掘人、乞食狩り調査などの目にたいしてだけ
実在する者どもであり
国民経済学の領域外にいる亡霊たちである』
とのべています

労働してこそ人間の価値を認め 
労働しない人間を社会の亡霊として
人間としての存在を認めてない?
マルクスの考えは過激ですねぇ
 

これ、、もし私が無職で心の病もっていたら、
マルクスとセネカとリンクさせて自殺考えるな。。。 

哲学ともまた違った『倫理学』の世界
難しいですね・・・・・

心の弱いかたにはダメージ大きそうなので
おすすめしません。

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