文学部出身OL Akiの「社会人になってから読んだ本の記録」

社会人になってから読んだ本の感想などをアップします。好きなジャンルは文学、歴史、美術、文化、ハイキングなど。ビジネス書もよみます

イスラーム トルコ史関連

『イスラム世界おもしろ見聞録』 感想

投稿日:

今週末に試験を控えた
東洋史特殊の勉強の合間に読みました。

勉強の補助としてより、休憩時間に軽く読むかんじの本です。
イスラーム世界について、国ごとに
微妙なしがらみだとか、その国独自の思想や民族問題などが
わかりやすくかかれています。

トルコのページが、興味深かったです。

イラク北部にクルド人が多く住むというのはきいていましたが、
自治政府があるとは知りませんでした。

イラク北部といえば、
トルコの東部ともつながっている。

イラク北部にクルド人自治政府ができてからというもの
トルコ国内のクルド人のナショナリズムが高揚しているという話。
それに警戒して07年には、トルコが北イランへ軍を進めてもいいという案が可決されました。

トルコとイラクの国境付近が緊張状態なのはしっていましたが
キーポイントはクルド人です。

私は、ここでシリアを考えます。
もうそろそろアサドが打倒されそうな勢いですが、
意外としぶとい。

シリア北西部にはクルド人が多く住んでいます。
トルコと比べると、シリアはクルド人に寛容です。
ダマスカスで利用したTAXの運転手がクルド人でしたが、
新品のTOYOTAに乗っていたし、
車内でクルド音楽を大音量でかけてくれましたww
宿もクルド人経営の宿泊まりましたが、いい感じの調度品でした。

今回の戦争で、アサドはシリア軍への援助を引き換えに
北西部の一部をクルド人に与えることで
トルコ側のクルド人を味方に引き込んだとしたら?

そうなると、シリア内乱 という話だけではなくなります。
シリアは内乱の終結を願い
クルド人たちは、イラク北部の自治政府とくっつけて
クルディスタンを建国する夢に一歩近づく。

アサドがこの選択をしたとき、
おそらくトルコはシリアへと軍を進めると思います。
最悪のシナリオはそんな感じでしょうか・・・

トルコ国内を旅すると
あちこちで、建国の父「ケマルアタテュルク」の像をみかけます。
「トルコ民族の国家」としてのトルコは、
しばしば政治に軍部を介入させ、国内に住む 
他の民族を抑圧してきました。

トルコ人はアタテュルク万歳!なのかとおもいきや
アタテュルク的ナショナリズムを指示している人は
大学関係者ではそんなに多くない
みたいな記事でしめられたのが
とても意外に感じました。

では、旅先で大量に見たあの肖像は
なんなんでしょう。
半義務のような感じで
掲げないと不利な立場になるとか、
カゲでそんな感じのことがあるのでしょうか。

勉強不足が身にしみます。

******
トルコ以外にも、イランもおもしろかった!
絨毯の売り方まで、ナショナリズムを感じるというww

政権が変わるたびに
コートの丈が長くなったり
規則がゆるくなったり
ころころかわるイスラム倫理ww

デモの内容が「アメリカに死を」だったり
イラン・・・行ってみたいけど、
女性一人旅だと
尋問されるときもあるみたいなので。。。
ハードル高いわ。。。

シャー(王という意味)という言葉が禁句だったり
王の罪をさらす博物館?があったり(ーー;)

-イスラーム, トルコ史関連

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

no image

『シリア アサド政権の40年史』その2 シリア内乱のはじまり について

シリアの内乱について、アルジャジーラや欧米のメディアの報道を書き写しただけみたいな日本の新聞の情報がお茶の間に 事実真実のように伝わっちゃってますが、 こちらの本は、この内乱が終わって、情報操作の内部 …

no image

(新版 世界各国史)西アジア史〈2〉イラン・トルコ  感想

   タイトル:西アジア史〈2〉イラン・トルコ (新版 世界各国史)本の内容:トルコ・イランを中心とした西アジアの歴史を古代から現代まで時代順、国ごとに書かれています。 永田先生編 …

no image

『トルコ史』文庫クセジュ  感想

 タイトル:トルコ史 (1982年) (文庫クセジュ) あらすじタイトルの通り、トルコの歴史を年代別に書いてある概説的な本。 白水社の文庫クセジュで出ている「トルコ史」を読んでみました。図書 …

no image

『イスラームとコーラン』 (講談社学術文庫) 感想

 タイトル:イスラームとコーラン (講談社学術文庫) 容:イスラームについて、コーランについての説明が多角的、わかりやすく書かれている本です。 最近イスラーム関連の本ばかり読んでいるので、ア …

no image

『イランとイスラム―文化と伝統を知る』 感想

 タイトル:イランとイスラム―文化と伝統を知る 内容:イランの歴史とは切り離せないゾロアスターとイスラームとの関係やイランといえば、シーア派。シーア派の歴史などが書いてある本イランとイスラム …