アイルランドといったら『アンジェラの灰 』

アイルランド系移民 アメリカ人のフランクマコート自伝的小説。
アルコール依存症で仕事もできない父親はいつもパン買う金まで酒に使ってしまう。

そんなダメ父が「出稼ぎに行く!」と言いそのまま音信不通になったシーンと、
それでも父を憎めずにいる家族のことが印象に残りました。

父がいなくなった一家はさらに貧しく子供たちも病気にかかり次々に死んでいく。
悲しい話だけではなく、
ところどころ面白いシーンもあり、
しょうもないストーリーもあり。

10年位前にはじめて読んだこの本のインパクトは大きく、
アイルランドというと、
インターネット先進国といわれても、音楽の国だ妖精の国だといわれても、

いつも「アンジェラの灰」をおもいうかべてしまいます。
いまでもそれはかわらない。

この作品、たまーに、スカパーで映画上映していました。
酒乱で、ニートで、でも愛国心だけは誰にも負けないしょうもない父が、
私にとっては、「ザ アイルランド人」のイメージそのものです。


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