タイトル:中世ヨーロッパの都市世界 (世界史リブレット)
あらすじ
中世ヨーロッパの都市の特徴が多角的視点から書かれている本です。
今日は母校の図書館でレポート仕上げていました。
何冊も読んだ本の中で、良かった本を紹介します。
河原温先生の
中世ヨーロッパの都市世界
という本を読みました。レポートの参考なので、全ページは読んでいません。
自分に必要な情報ページを読みました。
私は今、とある町のことを調べているのですが、
その町は、中世の街並みを色濃く残した都市です。
中世の都市とはどのようなものなのか、詳細情報をもとめこの本にであいました。
中世ヨーロッパの都市の特徴としてはこんな感じのものがプロトタイプですね。
・城壁にかこまれている
・市街地の中心には市庁舎と教会
中世都市のまちなみは、おもにドイツらへんで今でもみることができます。
領邦国家の名残。
ヨーロッパの観光っていったら、だいたい旧市街めぐりですが、
これら「中世都市の特徴」を覚えておくと、
いざ迷った時に意外と役に立ちます。
中世の都市では基本的に
教会より高い建造物は立てませんでした。
教会と市庁舎を囲うようにつくられたまちなみがおおいので、
街の中心に行きたいときには
教会を目指します。結構地図なしでいけちゃう。
こちらの本を読んで、ひとつ大きな収穫がありました。
中世都市のこのような作りは、なんとアウグスティヌスが関係するらしいのです。
アウグスティヌスといえば、彼の『告白』は何度もよみました。
『神の国』も同じくらい有名なんですよね。
アウグスティヌスの言っていた「神の国」
この概念が理想とされ、大きく影響しているとのこと。
そういえば、
かつてフィレンツェで神権政治を展開した
サヴォナローラも、
しきりに「神の国」のことを唱えていました。
宗教者にとって、アウグスティヌスの神の国が
都市の理想だったのでしょうね。。。
ああ。。。神の国 読みたくなってきました。
彼の思想を知らずして
よーろパの歴史の深みを理解するのは
むずかしそうですね
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