ニーベルンゲンの歌〈後編〉 感想


タイトル: ニーベルンゲンの歌〈後編〉 (岩波文庫)

あらすじ
【上巻】
→他国にまでその名をとどろかせているジークフリートが
類まれなる美しさと噂のブルグンド王の妹クリームヒルトを
嫁に貰いにやってくることから始まるこの物語。

その美しさと、天下に勇名の名をとどろかせるジークフリートに
魅せられたクリームヒルトは夫として彼を愛し、、、、
という具合に最初の頃は
いい感じにしあわせ勇者物語なのですが、
ジークフリートが悲劇的な死を向かえ・・・


【下巻】←ここ
夫ジークフリートの復讐をするためにフン族のもとにとつぎ、
兄でもあるブルクント王や、夫を殺したハゲネを陥れようと画策するクリームヒルト。
復讐を果たし、ブルクント王、ハゲネは無残に殺されるが、
クリームヒルトも討たれ・・・
というドロドロストーリー。

・・・上巻は詩的で美しく
すらすら心地よくよむことができましたが、

下巻は???の連続でした。勉強不足が身にしみます。

まず、読み方が雑なのか、
ニーベルンゲンがイマイチわからない。
ブルクント王の妻ブリュンヒルトはジークフリートが好きなのかな?とおもいましたが、
そこのところももやもやしています。

そして、何より???だったのが、最後の展開。
ブルクント王国の国王が殺されるシーンなんか、
ドラマチックに描かれるのかとおもいきや
あっけなさ過ぎて、他のページがあるか探してしまいました。
そして最後、クリムヒルトの殺され方も
あれ?っと・・・コロっとしていて疑問が残りました。

他国にとどろく絶世の美女が復讐に燃えて
一族であろうが皆殺しにするクリームヒルト。

女なんて、こんなもんだぜ!
気をつけろよ!
って作者から聞こえてくるような
お話でした・・・・

時間おいて、今度ちゃんと読み返してみます。

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