マイケル・サンデル『これから「正義」の話をしよう 今を生き延びるための哲学』読み始めてみた

レポート記録

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学読んでみた

2484円

文庫だと900円で買えるらしい・・・・(知らなかった)

ハーバード大学の教授マイケル・サンデルの著書です。
サンデル教授といえばNHKのハーバード白熱教室などの番組でおなじみの人も多いのではないでしょうか。

当時は本屋でたくさん並んでいた記憶があります。多分この本を手に取って読んだ人が多いかと思います。
発売から7年以上たっている本ですが、流行りの本は一通り読むというライト層には難しい本だったのではと思いました。
思ったより哲学用語が多かったです。でも私は哲学好きなので夢中で読み進めました♪

目次
第1章 正しいことをする
第2章 最大幸福原理―功利主義
第3章 私は私のものか?―リバタリアニズム(自由至上主義)
第4章 雇われ助っ人―市場と道徳
第5章 重要なのは動機―イマヌエル・カント
第6章 平等の擁護―ジョン・ロールズ
第7章 アファーマティブ・アクションをめぐる論争
第8章 誰が何に値するか?―アリストテレス
第9章 たがいに負うものは何か?―忠誠のジレンマ
第10章 正義と共通善

1人を殺せば5人が助かるという状況があったならという仮定から始まるこちらの本で
アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミルなど各時代に影響を与えた哲学者の考えとともに
正義とは何かを考えていくタイプの本でした。


最初のころはアメリカの災害からの社会問題、リーマンショックで特別待遇を受けた企業の問題など
割とわかりやすい感じだったのですが、カントの定言命法とかでてくるようになると
だんだん読みづらくなっていきます。
ただ、他の哲学本と比べるとたとえがイメージしやすい現代の問題を挙げているケースがおおいので
哲学とか政治思想史を勉強する人にはすごく読みやすい本だと思います。

 

個人的には
政治、政治思想史、法哲学、哲学、倫理
関係の大学で受験することを考えている高校生、
文学部、法学部、経済学部所属の大学1年生
に特にお勧めしたいです

夏休みのレポートや読書感想文をこの本であげるのもありかとおもいます。
ちょっと難しいかもですが。。。。

読書感想文といえば、「読書感想文 クリスマスキャロル」という検索でこのサイトに来る人がおおいです。
サンデル教授の著書を選ぶよりはディケンズのクリスマスキャロルを選ぶ方が、まあ書きやすいとは思います(笑)
ただ、サンデル教授の著書を読書感想文で選び、関連書籍を何冊も読むことで得るものは
かなり大きいと思います

私はセブンイレブンの受け取りにすれば送料のかからない
セブンネットで買いました。

リンク先→ これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学

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