タイトル:歴史とは何か (岩波新書)
内容:史学概論といえばコレ!
歴史学の入門書ともいうべき本。
歴史学がたどってきた歴史と、
歴史家が持つべき視点などが書かれています。
先週から読んでいる歴史学の入門書
E・H・カー『歴史とは何か』の続き。
歴史的事実とは何か
カエサルがルビコン河に渡った という事実
部屋の真ん中にテーブルがある という事実
を例にして、
過去に関するすべての事実が歴史的事実であるわけではないという説明と、
歴史上の事実を過去に関する事実から区別する基準は何かという疑問を投げかけています。
いかなる事実を、
いかなる文脈から、どのような順序で配列し組むかを決めるのは
歴史家であり、
『歴史は歴史家が作る』という有名な言葉の意味を具体的例をあげて説明していました。
『歴史とは何か』→『歴史学の革新』→『歴史とは何か(再読)』という順番で
参考文献を読んでいますが、
歴史学の革新が難しい専門用語ばかりでふわあああ~となっていたので、
コレとくらべると
『歴史とは何か』は読みやすくて、良かったです。
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