西洋史専攻なら避けて通れない大家の基本中の基本の本、
いまさらながらに読んでいます。
この本、歴史はもちろん、ヨーロッパの地理に明るくないと、
難しい本です。
タイトルのとおり、封建社会について述べられている本。
封建制度そのものだけでなく、
封建社会内での司法
教会
ふかーく書かれていて
おおお!!!そうなんだ!!!の連続。
封建社会といっても、
各国それぞれけっこう違った動きを見せていて、
それのおおもとをたどれば
ローマ帝国、シャルルマーニュ、教皇との微妙な関係へ結びつく。
それがわかると、歴史の流れへの理解が深まり、
西洋史のお勉強が一段と楽しくなりますww
この本では、数行ですが、
日本の封建制の特徴も書かれていて、
マルクブロックの博識ぶりに さすが~と感心するばかりです。
しかも、日本史まったくわからない私でも
わかる、明瞭な書き方!
何で、日本の封建制度は長く存続していたか、
それは、封建制度のトップが、天皇ではなく、将軍でとどまっていたから
~のような説明がなされていました!!!!
日本の天皇家って、ノルマンコンクエスト以前から存在しているんですよね。
連綿と続く王朝と比べたら、私の人生はみじんこもないんだろうなぁと
しみじみ思いながら、
読了。
これを読むと、封建制以外のことも、
なんとなく ピン!とフラグたちます。
なぜ宗教改革がドイツであれほど広まったのか
フランス革命の面たる原因
封建以降のでっかい出来事についても
この本にヒントがあった気がします!!!
一回読んで、結構収穫があったので、
卒業するまでにあと2回くらいは読んでみようと思います~~~
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