タイトル:完訳 千一夜物語〈1〉 (岩波文庫)
翻訳:豊島 与志雄 佐藤 正彰 渡辺 一夫 岡部 正孝
超簡単なあらすじ:
大臣の娘が王に 毎晩毎晩お話を聞かせることによって、
殺されるのを先延ばしにしているという設定で(?)
毎日大臣の娘が話すストーリーは短編になっている。
千一夜物語は、アラブの文学史には欠かせない作品ですよね!
しかし。。。今のところ我が家に集められたのは
1と8巻しかないです。
でも、お話が短編になっているので、巻が飛んでいても楽しむことができます。
1巻で一番すきなのは
「大臣ヌーレディンとその兄大臣シャムセディンとハサン・バドレディンの物語」
・・・ハサンの話が一番好きです。
身分を隠してダマスカスのスークで美味しいざくろの実の菓子を売る
世界一かっこいいハサン。
物語本編より、
世界一のイケメンがつくった、世界一美味なお菓子売り
という設定が妄想膨らみます。
お菓子屋の設定は、ダマスカスのスークでした。
以前シリアに行ったとき、
ハサンっぽいイケメンが
ハサンがつくってそうな菓子を売っている現場をさがしましたww
なかった。。。残念ww
千一夜物語 日本では「アラビアンナイト」で有名ですが、
おもったよりアダルトな世界です。
西洋純文学ではまず、お目にかかれないくらい
直接的というか、
「なるようにしてなったのでございます」とかいう類の
抽象的表現はあんまりないです(笑)
まぎれもない世界文学ですが、岩波文庫のそれはちょっと表紙があれなので、
カバー必須ですww
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