『結社の世界史2 結社が描く中国近現代』から太平天国の乱なるものを調べた

東洋史概説1がちっともすすまないので、2からやってます。

宗教結社に関するレポートなので、まずは太平天国に関する本を読みました。

結社の世界史②
結社が描く中国近現代 (結社の世界史)
という本です。

太平天国とは、洪秀全を指導者とする、
キリスト教的千年王国思想を持つ秘密結社みたいです。

洪秀全という人は、頭がいい人で、塾の先生だったらしい。
成人したころ、謎の外人から歓世良本という本を入手します(キリスト教的な何か?聖書?)

そのあと、
科挙試験に何回も落ちた末に熱病に冒されるのですが、

夢の中で 自分はイエスの弟であることに気づき!?

生まれ変わったらしい!?

イエスの弟として、自分といとこに自己流の洗礼を施し、

塾中の孔子像を破壊し、親友に洗礼・・

数行読んでいるだけでも マジキチわけわからん人なのですが、

このわけわからんひとが、上記思想をこじらせて
歓世良本読書会と称した異教的秘密結社を誕生させます。
歓世良本読書会で、旧約のもっとも核心的思想である千年思想を独学で読み取り。。。
独自に発見。
 
最初は孔子像を破壊する人々として現れた彼らが
広州付近の諸県や異民族に布教をはじめ、信者の獲得を続け
たくみな宣伝で、たくさんのお仲間を増やしていったそう。

結局、南京を攻略するまでに拡大し、南京を天京として建国
妖魔はびこる北京めざし北伐を進めていく~

最初、西欧列強は太平天国を キリスト教市場の拡大~という視点から好意をもって中立的立場にいたみたいですが、
蓋をあけてみると、
指導者は「オレがイエスの弟だぜ!」とか言ってるし
中国は世界の中心なんだぜ。対等な貿易?なにいってんの?
朝貢なら受け付けるけど といった態度だし

太平天国につくより、清朝から搾取したほうがいいと判断したらしく、後者についたみたい。

結局、太平天国は曾国藩とか、そんな感じの人とかに攻められたり?

仲間割れとかで、ぐだぐだな最後だったみたいです。、

でも、
彼らの 何とかっていう制度は、毛沢東の大躍進 文化大革命に影響を与え
洪秀全そのものも孫文に影響をあたえ  
中国史を語る上で、重要な乱だったらしい・・・・

なんとなく、太平天国自体の流れはわかったけど、
義和団とか、白蓮とかとあわせて「結」かけるのか??と不安に・・・・

 
太平天国だけのレポートだったら
新興宗教は恐ろしいものである。というオチでしめるんだけど(笑)

洪秀全って、なんか、誰かに似てるよね。。。  

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