『イギリス文学散歩』でイギリス文豪ゆかりの地に思いをはせて


イギリス文学散歩という、
ガイドブックのような、写真集のような本をよんでみました。

この本では、英文学を代表する文豪が
大作を書き上げた場所であったり、晩年を過ごした場所であったりする場所を
美しい写真とともに紹介しています。

ワーズワスやベアトリクスポッター女史が住んでいた
イングランド北部のレイクディストリクト

エディンバラにあるスコット家の、みごとなまでの本棚
ルイスキャロルゆかりの村にある教会の、アリスインワンダーランド仕様なステンドグラスなど、
知らなかったイギリスの観光地がちらほら!

ああ~イギリスに行きたいなぁと、ぼーーと読みふけってしまいました。

オースティン、チョーサーめぐりなどしてみたいものですが、
この本で、一番気になったのはミルトンの家です。
ミルトンが『失楽園』を完成させた家が、「ミルトンコテージ」として今でもみることができるんだそうで。
しらなかった~~!!!
ミルトンといえば、ピューリタン文学最高峰ですが、
ここでのピューリタンの説明に「おお!!ピューリタンとはそういう意味だったんだ!!」と
ひとつ知識をお持ち帰り。
p42「清教徒たちは、腐敗している英国国教会に対し、
聖書に従うことによってピューリファイ(浄化)することを求めた

ピューリタンの単語ってそこから来ているんだ・・・・

この本では、ロチェスタのディケンズ邸も載っていました、
エピソードが彼らしくって、またしても好感度UP。

家族みんな債務者監獄に入れられたほど、貧乏なディケンズの子ども時代。

小さいころ、散歩中に通りかかった立派な家を眺めながら、お父さんが
こういう家に住む大人になるんだぞ」みたいなことをいったそうな。
そして、小説家として、名をはせたディケンズは、本当に
その家を買い取り、「こういう家に住む大人」になった・・・

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