アサド政権下のシリアのこと。

2012年5月30日


私の持っている地球の歩き方のタイトルは「ヨルダン シリア レバノン」ですが、
最新号はシリアとレバノンが小文字になっています。

先日、シリア大使が国外退去になりましたので、
「シリア」は来年から、しばらく無くなるかもしれませんね・・・

最近、シリアの内政が緊迫していますね。
シリアには2009-10年に旅したのですが、
私が行った頃には、独裁国家独特の
異様な緊張感がありました。

まず、どのお店に入っても
アサド大統領父子の肖像が飾ってありました。
北朝鮮もそうですが、独裁制国家は、国王や大統領への忠誠を示させるために
こういったことをしている傾向にありますね。

海外からの客人→スパイという認識なので、
うっかりアサドさんの悪口を言おうものなら
たいーほされるので、アサドの肖像を撮影したり
話をしたりは怖くてできませんでした。

他にも、独裁国家独特のものをみました。

まず、国民生活レベルはそんなに高くないのに
多きを軍事に費やしているのが目に見えています。
イラク国境近くをドライブした際、
2車線ある車道の1車線は、戦車が一定距離に停車していて、
その砲台は すべて、イラクに向いていました。

一方、シリア南西
ゴラン高原近くになると、
戦車や、ミサイル発射台はみんなイスラエルに向いています。

砂漠の禿山の多くはミサイル基地になっていました。

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旧約聖書 創世記で、
カインがアベルを殺したくだりがあります。
カインがアベルを殺し、うそをついた。人類がついた最初のうそでした。
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その伝説じみた地の舞台は、シリアの首都ダマスクス市街地からみえるカシオン山です。

今ではアサド大統領と、シリア軍基地の一大拠点になっています。

アサド自体は、おそらく傀儡だとおもいます。
興味深いのは、アサドのバックにいる人々です。

東洋史特殊という科目をとるまでは、
シリアの内乱は
軍内部の分裂かなにかが原因だとおもっていましたが、
見方が変わりました。

実は、アサドの信仰しているイスラームの宗派は、
シリアでは少数派のシーア派系のスーフィズム教団らしいのです。

スンナ派が多数を占めるシリア国内で、
マイナーな派であるシーア系のアサドの政権が、2世代にわたって続くことができているのか。
そのあたりを考えると、
この戦いが、独裁制と、独裁制に反対する自由勢力という構図ではない気もしてきます。
黒幕は一体だれなのだろうか。

アサドは、内乱初期の段階で、しきりに
「外国のとある勢力が反体制派のやつらをあおっているんだ!
みんなだまされてはいけないよ!」的なことをいっていましたが、

その、「外国の勢力」とはどこなんだろうか。
ゴラン高原をねらっているイスラエルでしょうか。

ということで、シリアの未来が気になります。

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