科学哲学のレポート4アウグスティヌスの時間概念と科学で使われる時間概念の違い

科学哲学のレポートは4000文字以上書いたような記憶が・・・

 

レポートタイトルは:アウグスティヌスの時間概念と科学で使われる時間概念の違い

です。

アウグスティヌスの時間論

ライプニッツ論争

ときて、今回は熱力学とアインシュタインの相対性理論

≪参考文献≫

アウグスティヌス『告白(下)』 服部英次郎訳

村上 陽一郎『時間の科学』

和田 純夫 『プリンキピアを読む』

中山 康雄『時間論の構築』

レポートは以下の通りです。


絶対時間からの逸脱 熱力学とアインシュタインの相対性理論

物理学2つの現代的領域から生まれた相対性理論と熱力学は、これまでの時間論で主張されていた絶対時間の存在性を覆し、空間と時間の新たな見方を提供した。

まず、時間の増加とともにAからBへの現象は進むが、BからAへは決して進まないというたぐいの現象があることを人間が認識し始めたとき、19世紀半ばからエントロピーという概念が熱力学の第二法則として誕生した。ニュートン力学では、物理過程は時間的に完全にシンメトリカルであったものが、熱力学では、時間の進む方向に平行してエントロピーが増大するという非可逆過程が産まれてくる。

ボルツマンの考えでは、無現に古い宇宙では、エントロピーは最大値に近いが、まれに揺らぎが生じ、その偶然の揺らぎの中から私たちが存在することになったと主張した。そして、私たちはエントロピーが高くなる方向を未来として見るように仕向けられているとも考えた。

それが、時間が増していく方向が、なぜ一致しているのか。時間の流れとエントロピー増大の方向が一致しているということだが、なぜ、ビックバンのすぐ後には一様なのか問題は残っている。

アウグスティヌスの展開した「現在のみが存在する」という現存主義と異なり、世界の出来事すべてが同じ空間に存在していると、「時間」と「空間」を独立に議論できないことを主張したのはアインシュタインの相対性理論だった。

17世紀、ガリレオが発見した「相対性原理」がすべての物理学者によって受け入れられていたが、19世紀中ば、マクスウェルが疑いはじめ、それを修正したのがアインシュタインであった。

相対性原理とマクスウェルの原理の組み合わせによりこれまで信じられてきたニュートンの考えに根本的な変更をあたえた。現代物理学では、時間と空間の問題は相対性理論にもとづき理解されている。

相対性理論では、空虚な空間は存在するが、絶対的な静止という概念は存在しない。運動は相対的なものであり、互いに運動している2つの基準を比べるには空間だけでは比較できない。光の速度を基準に考え、空間と時間を一体にして比較しなくてはならないと考え、それを時空をよんだ。絶対時間否定は、時間の永遠性を否定するものであったので、時間の始まりについて議論されるようになる。

アインシュタインは、時間こそ宇宙を知る手がかりと考え、実際、相対性理論による解釈により宇宙研究は飛躍的に発展した。その中でよく知られているもののひとつに「ビックバン理論」がある。

宇宙はビッグバンによりはじまり、その際時間が作られたという理論は、かつて1500年以上前にアウグスティヌスが考えた「神は天地の創造以前には何をなされたか」という問題の答えに似ており、彼の考えはいまだ影響力を失っていない。

 


以降はのちほど。。。。

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