来週は神戸に一人旅しに行きますので
ガイドブックを買いました。
日本のガイドブックで「これはすばらしい!!」とおもった本に出会ったことないのですが
今回もまあ同じく・・・・
でも、なかなかいい本でした。
何よりいいところは
ぶらっと散歩コース というだけあって
徒歩での旅向けの地図になっているところ。
駅を中心として
モデルコースなどの表記があったり
徒歩でいける範囲で見開き2ページという親切さも
いいポイントだとおもいます。
るるぶ買うならこちらかなぁ。
ただ、ご当地フードの特集とかがイマイチ、
あと、私が好きな社寺仏閣史跡美術館博物館に関する情報がイマイチ。
やっぱり私が自ら
ロンプラのようなガイドブックを作るしかない!!!
いや、、、、旅行行くのに、こういうガイドブックに頼ること自体だめなのかもしれない。
先日読んだ ミネルヴァ書房の『人文地理学』
「観光空間の形成とそのイメージ」という章に興味深いことが書いてありました。
観光ガイドブックの持つ影響力について。
有名な旅行ガイドブックで、
カールベデカー社というものがありましたが、
そこの「スターシステム」はツーリストに絶大な影響を与えたそうです。
スターリスト、つまり、観光地のランク付け。★★★★★
ガイドブックはしばしば観光ゲストのまなざしそのものを決定するような強い力をもっていますが
ロンドンに行ったら、★★★★★の大英博物館に行かなきゃ行けないきがするし
パリに行ったら★★★★★の凱旋門を拝まなきゃ後悔する気がするし・・・というかんじで、
たしかに、私もスターシステムに踊らされている感があります・・・・
地球の歩き方は、確かスターシステムを採用してましたからね。
ブーアスティンが言った
「旅行者から観光客へ」
という言葉がしみます。
20代前半に、ユーラシア大陸を横断したとき、
自分としてはトラベラーとして旅した気分でしたが、
ブーアスティン目線で言うと私がいったあの旅はスターシステムに縛られながらの観光でした。
私は観光客として旅をするより 旅行者として旅をするほうが理想なのですが、
普通の人はどうなんでしょう?
型にはめた旅行が廃れてきている今、求められているものが異なってきているのではないでしょうか。
「観光客から旅行者へ」というコンセプトで、
何かを作ってみたい
そういう気持ちが出てきました。
具体的な内容は、、、ありませんけれど・・・
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