タイトル:消えた古代文明都市―バビロニア (アリアドネ古代史スペクタクル)
内容:古代都市「バビロニア」について書かれた本。
バビロニア王国成立前の歴史から入り、政治史の章、
ユダヤとのかかわり、バビロンの今昔など書かれた本で、読みやすい。
テスト勉強を兼ねてメソポタミア関連の本を読み、
お次は「バビロニア」に関するものを読みました。
バビロニアといえば、
ハンムラビ
ネブカドネザル
バビロン くらいしか思い出せませんが、
この本は、知らなかったバビロニアのことを
たくさん教えてくれました。
まず、おおお!!と思ったところが、、
ネブカドネザル2世の事。
この本では、彼を「神の剣」と書いていました。
ネブカドネザルの神殿に18年も、
ユダ王国を攻める様にという 神の声が鳴り響いていた云々とあり、
彼による侵攻はユダヤ側の神によって導かれたというところをはじめて知りました。
ネブカドネザル2世は、ユダ王国を攻め、主要人物をバビロンに連行します。
旧約聖書に出てくる「バビロン捕囚」で有名なエピソードですが、
連行されたのは、全国民ではなく、
王エホヤキンとその家族
廷臣、官吏、貴族、教養人、
熟練労働者・・・特に城塞建築のプロたち
エレミア書によると3023人もの人を連行したのだそうです。
このあたりは、ほかの書物で読んだのですが、
このあと続くことは初めて知りました。。
残されたユダ王国の事です。
王をはじめ、政治の主要なポストについている人たちはみんなバビロンに連れて行かれましたが、
神官 祭司 エゼキエルをのぞく預言者 は連行されませんでした。
しかし、王国内にあった価値あるものはすべて「重い貢物」としてとられ
以降、ユダ王国はバビロニアによる征服を受けます。
ネブカドネザル2世は、
ほかの地域とちがって、この地に新しい貴族を住まわせようとはしなかった。
貴族の土地を農民に分け与えたらしい。
そのため、見知らぬ種族が土地をゲットしようとユダヤ地方に殺到・・・・
貴族がいないということは、つまり、征服者の保護がない土地ということであり、
国土は盗賊の襲撃にさらされたそうです。重い税もかけられていたみたいですね。
文字書ける知識人は
みんな連行されてしまったので、このあたりの時代の記録がほとんどないみたいですが、
詳細が気になるところですね。。
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いっぽう、バビロンに連行された人々の事も詳細がかかれていて、
ここら辺も初めてしったことが結構ありました。。。
連行されたエホヤキン王は、37年後に恩赦をうけたとのこと。
恩赦を受ける前から、彼らの暮らしは、言われるほど悪くはなかったらしい。
家族に囲まれ、子どももうまれ、家計はバビロン王の調達庁が世話したそうで、
食事もバビロン王と一緒にとったりもしたみたい。
歴史家エルンストフォークトが言うように
「ネブカドネザルは慈悲深い王」だったみたいですね。
しかし、イエルサレムを攻め入ったときは容赦なく、
神殿を燃やして「律法の櫃」を消失させたりしているので、
まあ、、、ユダヤ人たちが彼の残虐ぶりを盛ったのもわかる気がします。
ユダヤとバビロニアの関係が面白くなってきたところで、ひとまず中断。。
会社から帰ってから、続きを読もうと思います。
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会社から帰ってきたら、
慶応からのお荷物が不在通知できてました。
教科書かな?ワクワク
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