トマスモア『ユートピア』感想

2012年5月26日

タイトル:ユートピア (岩波文庫)  
内容:イギリスの人文主義者トマスモアによる書物。
空想の国ユートピアを語りつつ、イギリス国内の政治などに対する悪口ぶつぶつ書いた本(?)

トマスモアのユートピア読んでみました。

英文学に関するレポート書くなら欠かせない(?)
トマスモアを読みました。

トマスモアって、大学を世界史受験したかたなら暗記したと思います。
エンクロージャーだか王の離婚だかを批判してヘンリ8世の不評を買い死刑になった人。
と記憶していましたが、
実際のところはそれだけじゃなさそうな、、、
ユートピアは彼の思うことが多くかかれ、深い本ですね。

まだ途中ですが、
囲い込みに関する悪口は、辛らつで、うん。。。なんというか、、大げさ?
とにかく、ユートピア1章は悪口ばかりで、そりゃ国王も怒りそうなできばえでした。
彼が一章で言うには

羊のために貴族が囲い込む→農民の耕す畑が無くなる→農民が乞食か盗人になる→治安が悪くなる→英国が貧しくなる(?)

こんな感じのことを言っていたっポイです。「羊が人を食い殺す」
まちがえてたらトマスモアさんすみません。

2章からは、ユートピアという国の話が出てきます。
ユートピアは 貴族もおらず、戦争も無く、
みなが農業従事者であり、領主もいない。
彼の描いた理想郷が
政治的、経済的、風土的にいかに豊かであるのか書かれています。

これを読んでいて、おや??と思った点を発見。
男女とも平和で平等な農民であるユートピア国。
平等なかんじなのに、奴隷も出てきます。理想郷に奴隷・・・
奴隷には、食肉の屠殺や、馬車?をひかせたり。
この時代の人間主義は、こういうところで違いが出てきますね。

これにたいして、奴隷以外の平等の説き方は、
人間味が無い印象を受けます。
みんな同じ服、
みんな同じ家
家に置いてあるものは私有のものではなく、
10年に一度抽選で商品がまわってくる(?)

トマスモアの理想郷は、共産主義国家の極みみたいな~
ソレはまあ、機械のような世界だなぁとかんじました。

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