英文学史?のレポート???その1 の続きもアップします。昔のことなのであまりおぼえていないけど、近世英文学史の「詩」についてのまとめだとおもいます。
私は英文学は小説が好きなのです。とくにディケンズがすきなのです。ディケンズは小説なので、レポートにかけない!!ディケンズ調べたいのに書けない!!ともどかしい思いをしたような記憶がかすかに・・・・
以下、本文です
参考文献
神山妙子編著『はじめて学ぶイギリスの歴史と文化』
芹沢栄著『イギリス文学の歴史』
日本イギリス文学・文学研究所編『イギリス文学ガイド』
エリオット・エンゲル『世界でいちばん面白い英米文学講義―巨匠たちの知られざる人生』
野町二、広川治・荒井良雄、逢見明久『イギリス文学案内』
17世紀中ごろになると、ピューリタン革命がおこり、政治的、宗教的混乱がつづいたが、文化活動も大きく影響をうけている。ピューリタリズムの影響は、ジョン・ミルトンの作品の中に色濃くあらわれている。
対して、サミュエル・バトラーなどはドンキホーテに影響された作品の中で、ピューリタンや当時の天文学者に対する風刺を書くなど、17世紀前半は、ピューリタニズム思想と、反ピューリタン思想が詩の世界で多くうたわれているのが特徴的である。
17世紀後半、王政復古の時代になると、個人の感情や想像より、技巧による形式主義に重きを置く古典主義がひろまっていった。ドライデンはオランダとの海戦や、ロンドン大火のあった1666年を詩にした『驚異の年』を発表し、『アブロサロムとアキトフェル』では政治的風刺を、ヒロイック・カプレットを用いて読んでいる。
3章:新古典主義の18世紀英文学(詩)
ドライデンによって用いられたヒロイック・カプレットは、18世紀になってポープによって形式の完成をみた。この様式はサミュエル・ジョンソン『ロンドン』『人の望みの空しさ』、ゴールドスミス『旅人』『さびれた村』などの作品の中でつかわれ、古典主義の主流となった。古典主義は社交界中心で、都会重視の考えの上に立ち、前世紀にまして、形式を意識して作られている。
一方、18世紀は中世や古代への興味も強まった時代でもあった。パーシィは『イギリス古謡拾遺』を出版し、マクファーソンは『オシアン』にて、3世紀のケルト世界を描き人気を博した。この作品はのちのロマン主義に大きく影響した。
ポープの没後、しばらく新古典主義はつづいたが、古典主義の風潮をのりこえようという動きも生まれてくる。18世紀後半は、政治体制や教会制度に対する不満を作品にしたものが多かった。人間個人や自然の重要性の認識がうたわれ、トムソンは『四季』において、自然を写実的に表し、グレイ、クーパー、ウィリアム・コリンズは都市から田園に目線を変え、自然美をたたえた。
この時代の代表的な詩人バーンズは、貧困に陥り崩壊した農村の存在を目の当たりにし、権力者への批判を表現し、スコットランド地方言を使った彼の詩は人々の心をつかんだ。
隣国でフランス革命が勃発した18世紀後半は、旧体制下の社会や政治システムに対し、過激思想になっていき、はじめは革命に同調していたが、次第に愛国主義的にかわり、精神主義的、宗教的な詩がよまれた。
四章:19世紀前半、ロマン主義の時代。英文学史(詩)
18世紀末から19世紀初頭にかけて、ヨーロッパでは古典主義への反発から、ロマン主義が広がっていった。イギリスにおけるロマン主義の開花は、ワーズワスとコウルリッジの合作『抒情民謡集』にみられる。ルソーの、自然の状態を幸福と考える自然説が源流となっているロマン主義は、なにより自然が重視される原始主義であった点に特徴がある。
自然を崇拝するのも汎神論的で、超自然界が描かれ、異国情緒漂う詩も多く読まれた。
ロマン主義後期になると、前期の詩人より行動的で革新的になり、一段とロマン的詩風になっていった。バイロンやシェリーなどがあげられる。
五章:ヴィクトリア時代
ヴィクトリア女王の時代になると、一つの教養の手段として詩文創作が盛んに行われた。この時代の代表的な詩人として、テニスンとブラウニングの2名があげられる。
テニスンは、美しい韻律をおって、抒情詩に進化論などの科学的自然観と形而上学的理想、宗教的信念を盛り込んだ詩『イン・メモリアム 』『国王牧歌』を発表した
たいして、ブラウニングは難解な詩を多くのこしている。『指輪と本』などにみられるように、人間内部の心理的洞察に飛んでおり、汎神論的思想を持ち合わせていた。
この時代、ラファエロ以前の写実的、宗教的神秘への復帰を唱えていたラファエロ前派とよばれる流れも多く知られていた。特に、画家でもある詩人ロセッティは宗教的、中世的なものの中に官能の美をうたい、絵画とともに描かれた『天の乙女』などが有名。妹のロセッティも宗教性豊かな詩を表現した。モリスはロセッティとは違い、「人生のための美」を追求した思想家で、中世を賛美し、神話や伝説をもとに物語詩を発表した。ラファエロ前派は、のちのオスカーワイルドに代表される耽美主義や芸術至上主義の出発点となった。
≪結≫
英文学をたどっていくと、詩だけでなく、文化それ自体が密接に国内の情勢と結びついていることが理解できる。ヨーロッパ大陸からの影響もさることながら、海に囲まれていることによって、隣国フランスとはまたちがった独自の文化を形成している。詩においても、イギリス国内でおこった革命や王政復古などの内政に大きく左右され、歴史と文学は複雑に絡み合い多様化していった。
人間が、個人をどのように意識をして、生きている世界をどのようにとらえていくか、作者が生まれた時代や場所によって価値観が大きく異なっている。それは作品の内容をつかむ大きな要素になっているだろう。英文学にかかわらず、文学作品を読み解いていくには、現代に住む我々が、「一般的な」と言っている価値観の物差しで判断せずに、歴史的時代背景や作者の置かれていた立場、土地の風習などを意識したうえで考えていかなければならない。
試験に持ち込むためにまとめた英文学史のワードファイルだったのか?英文学史のレポートだったのかわかりませんが
ドキュメントのなかから見つけたのでupしてみました
参考にした文献は以下の通りです。参考にならないけど、参考にした方はリンクかアフィリエイトにご協力お願いします(笑)漫画とかでもいいですよ(笑)
ちなみに、誤字脱字おおいです。参考文献の出版とか発行年とかもぬけてます
完コピペして単位落としても私は責任とれませんので、コピペはやめてね
ちなみに、章とか適当です。
参考文献売っているところリンク先
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