私が専攻したのは英文学ではありませんが、英文学が好きでその関係の講義をいくつかとっていました。そのうちの1つ英文学史(近世だったかな?)のファイルがpcからでてきたのであげてみたいとおもいます。以下が本文です。ちなみに途中ちょん切ったところもあります
15世紀のイギリス中世文学を代表するチョーサー著『カンタベリ物語』が世に広まっていくと、以降文学作品にユーモアと風刺を取り入れるチョーサー的な劇や詩が数多く作られるようになっていった。チョーサリズムが主流だった中世の英文学は、時代とともに流れを変え、イギリスの歴史の様相をうつす鏡となった。
そして、今日まで読まれている数々のイギリス文学作品も、その土地その時代で大きくスタイルやテーマが異なっている。イギリス文学を理解するには、イギリスのたどってきた歴史や文化の流れを一緒に考えていかなければならない。特に詩については古代から読まれ、時代によってさまざまな形に変化している。イギリス近世文学史は大きく5つの時代にわかれており、流れを章ごとに分けていく。
イギリス近世文学史は大きく5つの時代にわかれており、流れを章ごとにわけていく。
第一章:16世紀エリザベス1世の時代
第二章:ピューリタン革命と王政復古で揺れる17世紀
第三章:ヨーロッパ大陸の絶対主義を反映した古典主義の18世紀
第四章:フランス革命と古典主義の反抗からうまれた19世紀前半のロマン主義
第五章:大英帝国がもっとも繁栄していたヴィクトリア朝の19世紀中盤
参考文献
神山妙子編著『はじめて学ぶイギリスの歴史と文化』
芹沢栄著『イギリス文学の歴史』
日本イギリス文学・文学研究所編『イギリス文学ガイド』
エリオット・エンゲル『世界でいちばん面白い英米文学講義―巨匠たちの知られざる人生』
野町二、広川治・荒井良雄、逢見明久『イギリス文学案内』
1章:16世紀 エリザベス1世の時代の英文学
15世紀から16世紀にかけて、ヨーロッパ大陸では、ルネサンスが各地で花開いていた。イギリスにおいては、主に文芸の分野でルネサンス思想が広がっていった。詩歌の分野においても16世紀前半、ワイヤットやサリー伯が、イタリア・ルネサンスを代表する詩人ペトラルカによって完成した詩の形式「ソネット」を導入することによって、英語の叙事詩に新しい流れが生まれたサリーはブランク・ヴァーズを『アエネーイス』の部分訳に用い後世まで影響を与えた。詩のかたちや思想はイタリア・ルネサンス的プラトニックで宗教的なソネットが流行したが言葉はチョーサーの影響を受けている点がこの時代の詩の特徴である15-16世紀にいたるまでの詩は、チョーサー的な風刺をもりこんでいるものが多い。この時代、詩人で有名なのが、風刺作家ジョン・スケルトンなどがあげられる。
イギリス文学の幕開けとも言われたスペンサーの作品は、古語や方言が使用され、フランス語のような語尾をつけて独特な言葉を作り出したりしていた『羊飼いの暦』によってスペンサーは「われらの新しい詩人」と言われ、イギリスルネサンスの幕開けの作品となった。ほか、スペンサーの作品として、叙事詩『妖精の女王』などがあげられる。
エリザベス時代に活躍したシェイクスピアも数多くの詩を残しており、『ソネット集』の第18番はもっとも知られた作品である。ソネットや物語詩だけでなく、『十二夜』の中でフェステが歌う詩のような、劇中に詩をもりこむ劇詩を多く書き上げた
2章:17世紀
17世紀初め、スチュワート朝ジェームズ1世の時代になると、イギリス内では政治的、宗教的な分裂が起こっていった。詩人たちも王党派と議会派に分かれ、作風は政治などに影響されつつ、以下3つの派に分かれていく。
- スペンサーの流れをくむ派
16世紀の詩人スペンサーに影響を受けており、牧歌的、寓意的な詩を好んでいるのが特徴的であり、17世紀後半のジョン・ミルトンの作品へと思想がつながっているが、次第に衰えていった。
- ベン・ジョンソンの流派
古典的で、おもにラテン詩で表現され、簡潔、均整、均整を特徴としている古典主義的形式美を重視しており、ドライデンなどの18世紀の主流となる古典主義詩人の先駆となった。
- ジョン・ダンの流派
形而上学詩人と呼ばれたジョン・ダンの流派は、スペンサー的な使い回し表現や、流れるような音楽性のある詩に反発し、独創的で比喩を多用した詩人のあつまりであった。
試験に持ち込むためにまとめた英文学史のワードファイルだったのか?英文学史のレポートだったのかわかりませんが
ドキュメントのなかから見つけたのでupしてみました
続きをまた後ほどあげてみます
参考にした文献は以下の通りです。参考にならないけど、参考にした方はリンクかアフィリエイトにご協力お願いします(笑)
ちなみに、誤字脱字おおいです。参考文献の出版とか発行年とかもぬけてます
完コピペして単位落としても私は責任とれませんので、コピペはやめてね(笑)
参考文献売っているところリンク先
・楽天ブックス
・amazon
・本・CD・DVD買うならセブンネット
コメント