日大通信から日本大学の通学過程への編入メリットデメリット

日本大学の通信教育部では、転籍試験を合格することで通学課程に学籍を異動できる「転籍制度」があります。

通信教育部で1年もしくは2年間在籍した状態で、通学過程へ転籍するための専門の試験を受験合格することで日本大学の通学生になる事ができます。

もし、自分が「ニットウコマセン」レベルの高校三年生だとしたら、大学受験全部失敗したらこの「転籍制度」のために日大通教を選択するかもしれません。

実際、日大のスクーリングやサークルに参加すると、「通学過程」を希望する若者にちょくちょく出会います。

そんなに日本大学の通信→通学過程へ転籍するのが魅力的なのか。転籍のメリットデメリットをまとめてみました。

日大通信から日本大学の通学過程への編入メリット

メリットはいろいろありますよ・・・・

・就職活動に有利(20歳前後なら)
・日大卒と声高らかに宣言できる
・サークルに参加できる
・ゼミに入ったり講義を毎回生で聞ける
・同世代の友達がたくさんできる(20歳前後なら)

私が大学を卒業してから10年以上社会人を経験していえることは・・・学歴を思った以上にいろんなシーンで見られている事です。しかも、通信制大学出身というのは、高卒+アルファーくらいにしか評価してくれない企業は多いです。まだまだ認知度が低い。

なので、就職活動では圧倒的に通学が有利。日本大学卒業という肩書を得られますが、大学三年から始める就職活動では「日本大学通信教育部3年」ではなく、高卒の人という見られ方で判断される企業が多いのが現状。そのため就職してない20歳前後の子には日大の通学過程に転籍することは大きな意味があります。

ただ、30代にはいって「日大卒」の肩書を就職のために取得する場合は違ってきます。30代になるとこれまでの「職歴」や「スキル」が重要視されます。30代になってくると、大卒高卒よりも、即戦力になりえる人材かが重要と考える企業が多いと思います。30代に入って仕事しないで大学生やってると、日本の企業では????って採用担当の人に思われるかもしれません。

日大通信から日本大学の通学過程への編入メリット

日大通信から日大通学過程への編入はメリットだけじゃありません。デメリットもまとめました
・2年あるいは3年から編入するので友達を作るのがちょっと大変(コミュ障の人は苦労するかも)
・合格するのが難しい
・目当ての学部が募集するのかわからない
・通信と比べるとお金が超かかる(通学過程だと1年100万くらいの学費)

日本大学通信教育部に入るには願書を出せばいいので難しくありませんが、日本大学の普通課程に入ろうとすると、どの学部もそれなりに受験勉強をやる必要があり、落ちる人もたくさんいます。それなりの偏差値がないと受からないです。それは転籍も一緒です。

平成27年度 平成28年度 平成29年度
出願者 合格者 出願者 合格者 出願者 合格者
29名 21名 32名 15名 18名 11名

直近の転籍出願者と合格者を見ると、そこまで難しそうに見えませんが・・・・

一般受験で落ちたし、偏差値40くらいしかないから日大通教から転籍ねらおっ!!ともくろんでいる人がもしいたとしたら、それはいばらの道です!!!と忠告しておきます。出願するのにも運と努力が必要なんです・・・・

あと、意外と苦労する問題が「ともだち」です。高校の授業と違って、大学の授業は必修と選択科目、それぞれ取りたい科目を自分で選択して決めるスタイルです。なので、同じ学部の人全員が同じ時間に受ける授業というのが多くありません。

なので、友達を作るのに苦労するかもしれません。

私の母校大学では転入生が3年生の時3人くらいいました。ですが、ゼミのときも英語の授業の時も後ろで誰とも話すでもなく孤独に授業受けていました。

こちらはもうすでにコミュニティができていたし、話しかけるオーラでもなかったので触れませんでしたが、自分から積極的に輪に入っていくタイプじゃない場合は友達を作るのに苦労してしまうかもしれません・・・

通信教育と通学過程で大きく異なるのは学費。100万円以上の学費や、交通費、住んでいる場所によってはアパート代なども必要になってきます。大学卒業にかかる費用が10倍以上になるので、転籍は必ずしもメリットだけではありません。

 

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