プレハーノフ『歴史における個人の役割について』という古めかしい本読んだ

ヘーゲルの「あらゆる有限なものには偶然的な要素がある」との考えを否定し、

プレハーノフは社会主義者目線で、
歴史における個人の役割について考えました。

社会関係、生産関係から歴史が動くと考えたプレハーノフさん。

こちらの本、アマゾンでも楽天でも区の図書館にもなくって、
探しました・・・・
母校の図書館にあったのですが、
もう、、アンティークというほかないほどの擦り切れた本で、
小麦色にやけていました。

発行が昭和三十三とかいてありましたよ・・・。
昭和33年といったら、私の親と同じ歳(笑)

50年以上明大生を悩まし続けたことでしょう・・・

ヘーゲルの『歴史哲学講義』より数段読みづらかったです。
括弧が多くて、しかもカッコ内が長くて、どこからが括弧終了なんだろといったかんじで・・・。

ヘーゲルもプレハーノフも、
「英雄」によって歴史は作られるという点では共通の考えを持っていますが、
ヘーゲル→実は「見えざる手」による傀儡である。
みたいな事を言っていましたが、

プレハーノフ→英雄が歴史を作る、しかし、その英雄とは、個人の才能だけではなく、ある一定の社会条件のもとに生まれる
のようなことをいっていました気がします。

この本、120ページくらいの本ですが、
結局、何かいてあるのかわからないことだらけでした。
月食のたとえとか・・・・。

この本は、内容はともかく、
批判がとげとげしい、、、そちらのほうが気になりました。

コメント