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最近、イスラーム関係のレポートを書くために
中東関連の書物を読んでいます。
実はこちらはちょっと読みづらかった・・・
まず、
「中学生でもわかるアラブ史教科書」というタイトルがまずいです。
一応私は史学の学士を持っていますが、
そんな私でも読みづらいほどの書物でした。
あのタイトルだけ鵜呑みにして、
保護者が中学生の子供に買い与えてたりしたら・・・
自分が中学生だったら数ページ読んでやめるかな?
「アラブ史」というタイトルなら違和感なく読めます。
でも、もっと厳しい事を言うと、
発行が平成19年になっているのですが、
学校教育ではすでに「イスラーム」「ムハンマド」と表記が変えているなか、
いまだに「イスラム」「マホメッド」表記なのも古臭さが否めません。
あと、文章が、まあ、ちょっと政治的によっているような
印象を受けました。
関係者がこのブログを読むことはないかと思いますが、
万が一読んでいたらすみません。
最後まで読んでみましたが、
特定の宗派だけみて「これがイスラム教だ!」というのはおかしい。
**学会をみて、「これが仏教だ!」というのと等しいみたいな説明は
わかりやすかったです。
あと、ムハンマド以前のシリアでは
ペルシアとビザンツのはざまで
アラブ系の小国が乱立していたとの
説明が参考になりました。
まだ、イスラーム関係の書物は入学程度で、これから開拓するのですが、
今のところはやっぱり井筒先生の本のほうがいいかなぁというのが
本音です。
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