アウグスティヌス『告白』 食欲の誘惑に対する態度

アウグスティヌスの『告白』の中で、興味ある箇所を論じるのが
レポート課題 

レポート課題には出来なさそうですが、
とても気になる箇所があるんです。
それが、下巻p56からはじまる
食欲の誘惑に対する態度 について 

「身体の日々の消耗を繕うための飲み食いは、甘美であって、
その虜とならないように私は甘美と戦っている」

しばしば断食をして戦いを続け
「私の身体を打ってコレを服従させる」こともあるが、
やっぱり、空腹の苦痛を追い払うことは
私にとって愉快なのである。

とアウグスティヌスの告白には述べられています。

飢えや渇きは一種の苦痛で、
空腹の苦痛から 満腹への満足へ移り行こうとするとき、
その通路に欲望の罠が設けられている、
そこに移り行くことが快楽なのである 

そういうけしからん欲望の罠に陥っているのを省みさせてくれたのが、
神で
「飽食・酩酊して心をにぶらせるな」
「食べても益にならないし 食べなくても損にはならない」
という言葉への感謝を掲げています。

ただ、食欲を完全に絶つと死んでしまうので、
のどの手綱は適度にゆるめたり締めたりして調節しなければならないという一文でしめてました。

情欲の罪と比べると、
飽食の罪に関しては、そこまでキツく述べられていないのが
時代のせいか、彼のキャラのせいか、そこんところがきになるところですが・・・・
うろ覚えで、間違っているかもしれませんが、
ダンテの神曲なんかは、飽食の罪を犯した人の罰は
相当なものだった記憶があるので・・・やっぱ時代かな?

週末の参考文献さがしで、そこんところもかいてある本 あればイイナァと期待します。

食べることばかり考えている私は、ちょっと食欲なくなる章でした(笑)

チラッと軽く読んだ程度なので、まちがってたらごめんなさ~い

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