『サルトル むかつき ニートという冒険』  感想

 

タイトル:サルトル『むかつき』ニートという冒険 (理想の教室)

内容:サルトル著『嘔吐』の解説を、ニートに語りかける形で解いている本

サルトル『嘔吐』と一緒に、サルトル『むかつき』ニートという冒険 (理想の教室)

という本をかりてきました。

この本、『嘔吐』の後に読みましたが、先に読んだ方が本編を理解しやすかったかも・・・・

こちらの本では、前半は『嘔吐の要約』
後半は ニートに話しかける形?で解説が進んでいきます。
「さあ、きみの先輩を紹介しよう。きみのお父さん、いやお爺さんが一生懸命読んだ本の主人公だ。」
といって、嘔吐の主人公が紹介されるんです・・・

うん。。。

私が思い描いている日本の平均的な(?)ニートとは、
嘔吐の主人公とはだいぶ違う気がするのですが・・・
どちらかというと、嘔吐の主人公に似ていそうなのは、
引きこもり」のほうだと思うのですが、、ちがうのですね。

嘔吐が本題なので、ニートは付属みたいなものですが、
ニートの線引きがあいまいな印象を受けました。

引きこもりとニートの線引きがあいまいだった時代にかかれたものかもしれません。
発行年みておくべきでした。。

この本では、嘔吐の中に隠されたさまざまな謎が書かれていて、
謎解き本のような面白さがあります。
が、哲学の素人が読むには、後半、、かなりしんどい・・・・
この本、こんなに難しいんだ・・・と、読了後、『嘔吐』から遠ざかりました。

まだまだ『嘔吐』に関しての本はたくさんでているので、
探してみようと思います。

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