13年ぶりに読んだ『ハムレット』感想

世界文学のすごさは、
自分の読んだ時期によって、
まったく違った印象を与えてくれることじゃないでしょうか。
その深さゆえ、何度読んでも 何かしらの発見がある。

ハムレットもそのひとつでした。


昨日はごろごろしながら
シェイクスピアのハムレットを読んでいました。

シェイクスピアをまとめて読んだのが13年くらい前で、
ハムレット
マクベス
リア王
オセロー
これらが混同していたので、
今回ストーリーを再確認しすっきり。

やっぱりシェイクスピアは偉大だなぁとおもいました。

前王である父の死に沈んでいるデンマークの王子ハムレットの下に、
父の霊が現れ、現在の王に毒殺された旨伝えられ、復讐をめぐらす~というところから始まる
この物語ですが、

今回 私はオフェーリアの狂気が気になりました。
中学校の頃、テートブリテン?という展覧会が西洋美術館かなにかであったのですが、
あの時に「オフェーリア」というタイトルの絵に出会い
魅了されたのを思い出しました。

あの絵は誰の作品だったのかおぼえてませんが、
華とともに川に流れ行くオフェーリアの美しさが
自然と一体になって、神秘的に描かれていました。
イメージとしては、ラファエロ前派っぽかったかも・・ロセッティとかかな?

文学に狂気を帯びたキャラクターを登場させるのは 特に珍しくないかとおもいますが、
オフェーリアのようなタイプの、狂気はあまりであったことがない気がする。

狂気を帯びたキャラクターというと、
大いなる遺産に出てくる ウェディングドレス女とか
罪と罰ラスコーリニコフとか
ジェーンエアのバーサとか、
なんか、こっちまで被害が及んできそうな恐怖感があるのですが、

オフェーリアにはそれがない。
メンヘラ女独特の、現実離れした美しさすら感じる

やっぱりシェイクスピアはすごいなぁ~とおもいつ、
ねっころがりながらよんだので、
あまり頭に入っていない箇所もあるので、
今度また読みます(*^。^*)

オフェーリアが狂ったまでの
経緯がよくわからんかった・・・

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